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2008年02月07日
ところで、米のシャンパンって知ってますか?「月の桂」
先日見学させていただいた伏見の酒蔵「増田徳兵衛」さんの
立春朝搾りの様子はコチラのblogでもご紹介した通り。
ここ最近こそ食の安全に対して不安が高まりつつありますが、
その10年以上も前から、自分たちの扱う商品に誇りを持った
農家の生産者さん、杜氏さん、販売店さん、飲食店さんと
生産者から消費者に接点を持つ人までが一堂に会する催しが
行われ続けていることに、改めて敬意を払いたいと思います。
こういう方々がいるからこそ、
京都のお酒の文化やブランドが保たれているのでしょう。
◆
さて、先日おじゃました酒蔵「増田徳兵衛」さんの主力ブランドは『月の桂』。
●元祖「米のシャンパン」●
厳冬期に仕込まれた清酒がその味わいを静かに醸し出す工程で、
もろみ が十分に醗酵し熟成した頃に、桶の中ほどから汲み出される酒なのだそうだ。
上槽した ばかりの生酒のオリを分離させ、1回だけ”オリ引き”したものがにごり酒。
もろみを漉しとらないどぶろくとは性格の異なる酒である。
生きた酵母を味わうために火入れをしないのがこのお酒の特徴の一つ。
現代のようくクール便がなかった時代は、京都市内だけで消費されていたというもの。
しかも、日持ちがしないために、冬の寒い時期だけに味わえる貴重なお酒だったとか。
「増田徳兵衛」さんでは、今年も数量限定で販売です。
お取り寄せはwebサイトからも可能。お早めにどうぞ。
◆
最後に、「醸界タイムス」によると日本酒の出荷は前年比で減少している中で、
純米酒は堅調な伸びを示しているそうです。
あなた好みのお酒を見つけに、伏見を歩いてみてはどうでしょうか。
新春のきき酒イベントも満載です!
_________________________________News!
●伏見夢工房
『桂米朝一門 若手落語会 伏見酒蔵寄席』
2008年 毎月第2土曜開催(★次回は2/9)
18:30開場・19:00-20:00落語会・20:00-20:45伏見の清酒きき酒会
おひとり 1800円(落語・きき酒会)
会場/伏見夢百衆
大正時代に製造された月桂冠株式会社の旧本店社屋を活用した建物。
通常はおみやげ処としてさまざまな伏見名物を販売。喫茶もある。
●伏見夢百衆
『第2回 伏見の清酒 蔵出し新酒 日本酒まつり』
2008年3月22日(土)
10:00-16:00(きき酒会は15:30まで)
会場/伏見夢百衆
当日は開場周辺で物産市や、周辺飲食店での酒粕汁販売、商店街によるキャンペーンが行われる。
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関連リンク)
醸界タイムス
(Text by Mariko OKU)
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