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2008年02月19日
縁でつながる街「一乗寺と恵文社」
昨日のブログでは叡山電車(略称・叡電)さんによる
地域の魅力発信について記事を書きました。
その後、雑誌「nid」の取材を一乗寺一帯のスポットで
進めていく中であらためて気づいたことは3つ。
○京都市中心部にくらべて、街も人ものーんびり。一乗寺タイムが存在します。
→某店主によると、今出川通りを境にして“気温も時間も違う”そう。
○観光は白川通から東へ、ツウは白川通から西のショップめぐりに。
→冬の京都って観光客が少ないと思うでしょ?
でも雪解けの詩仙堂は女子グループ、観光タクシーも続々。
観光帰りは、駅周辺のショップめぐりにいそいそ。
○一乗寺カルチャーの発信地は、やっぱり“恵文社さん”なんです。
→観光地の社寺の方も、地元の酒屋さんも、お菓子屋さんも、電鉄さんも
カフェの店主さんも「やっぱり恵文社さん今の文化を引導してるんやわ」との談。
◆
そんな中で、一乗寺にある自然派スーパー「HELP」さんで聞いたお話。
「うちのスーパーって無農薬や無添加食品にこだわった商品でしょ。
最初は商品を集めるのが大変だったりもしたけど、
いまようやくたくさんの方に支持されるようになったんです。
暮らしに安全な食べ物を、という作り手・売り手・買い手の想いで繋がった、
まさしく“食材が引き合わせてくれた縁”に支えられてるんですよ。
私たちが食材についてお話すると、調理の方法はお客様が教えてくれるような
会話の双方向性がたのしくって。
みんなモノだけでなく、“気持ち”もあわせて買って帰りたいんですよね」
◆
こうした「みんなが共感する心」こそ、
まさしく恵文社さんの作り出す世界観にも通ずる「一乗寺スピリッツ」なのです!
恵文社さんの店内の書棚をのぞくと
「この本の隣に、この作品集を陳列するなんて絶妙」
「あー、この棚のビジュアルガイドぜんぶ家に飾りたい」
「えっ、昔の雑誌『太陽』ってこんな特集やってたん?」
と、
思わずツッコミたくなったり、欲しくて悶絶したり、
本や雑貨などのモノを介して「楽しい時間」が訪れるのです。
街は、本屋やカフェ、家具屋、和菓子屋など
あくまでもショップ単体の「点」で構成されるけれど、
その「点と点とを繋ぐ想いの強さ」こそが、
「面としての街の魅力」に現れるのではないでしょうか。
意識的にも、無意識的にもこうして共感する想いの
ゆるやかなネットワークができている一乗寺という街は
とてもおもしろいし、居心地がいいのです。
(あ、一乗寺の場合はきっと後者の無意識的なのかも)
_________________________________Pick up!
●恵文社 Gallery Enfer春の展示
○3.11-3.17
落合 恵 「レコード買いに」展
出展者:ミルブックス ジャンル:イラスト
イラストレーター 落合恵の著書「レコード買いに」(mille books)の出版を記念し、
本に掲載されたイラストレーションの作品展を開催。
落合恵さんサイト
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関連リンク)恵文社一乗寺店
(Text by Mariko OKU)
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