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2008年02月07日

ほほえみのタイ、イケズの京都「京の商いシンポジウム」

以前タイを訪れた時のこと。
関空から乗ったタイ航空のスチュワーデスさんの対応からして
まさしく「ほほえみの国・タイ」そのままで
いたく感動した思い出があります。


その一方で、京都の地域情報を編集していると
よく東京の編集者さんから質問されることがあります。

「京都の取材って、イケズされることってあるんでしょう…?」

長い歴史の中で、京都の街の人たちは
コミュニケーションのある種の方法として直接的な言葉ではなく
「少し婉曲的な方法」で主張を伝えているに過ぎないのです。

ーーーーーこの話は長くなるので、ここでは割愛。



先日、京都商工会議所から発表された
『ニュー京商ビジョン』でも語られている通り
いま、京都では“知恵”“サービス”をビジネスに活かし、
新たな「観光立国」としてのまちづくりが検討されています。

★「ニュー京商ビジョン」詳細はこちら↓
http://www.kyo.or.jp/kyoto/vision.pdf


日本のモノヅクリは、確かに高い技術と品質で
国内のみならず世界からも評されていますが、
もはや単なる生活用品を大量生産するだけでは
国際的に生き残れない…そんな時代になりつつあるのです。


京都人も、もはや「イケズで結構」と鼻でヨソもんを
あしらっている場合ではないのです。

国内屈指の観光都市である京都は
世界のオアシスとなって、“おもてなし”でお金をもらう
というポジションを築いていくべきなのでしょう。




編集部でインタビューをした妙心寺 退蔵院の松山副住職も
「本当のJapan Cultureを、今こそ海外の人に知って貰わなければ」
【Zen experience tour】を実施しています。


ほんもんの文化とは何か。
今こそ、真剣に見つめ直さなければいけない時なのです。



最後に、京都市によるビジネスイベントのご案内。
まちなかの商い戦略を聞きに行ってみませんか?

_________________________________News!

●京都市 産業観光局 商工部 商業振興課
『京の商いシンポジウム・商い百花繚乱〜お店咲く咲く京のまち〜』

京都市中心部では大型店や海外ブランド等の新規出店が活発化し,
商業を取り巻く環境が激変しています。最新の動きを浮き彫りにし、
京都の商業の未来のあり方についてのリレートーク及び
パネルディスカッションが行われます。

2008年2月19日(火)
18:30開演・20:30終了
会場/キャンパスプラザ京都2階ホール  参加/無料(申込必要)

<講師・コーディネーター>
●「introduction〜京都市商業ビジョンとは〜」
 京都大学経営管理大学院教授,京都市商業ビジョン推進委員長
 若林 靖永氏

<講師・パネリスト>
●「都心の店舗・顧客の移り変わり」
 京都府立大学生命環境学部准教授 宗田 好史氏

●「大丸京都店の戦略について〜路面店の拡大〜」
 (株)大丸執行役員京都店長 内田 隆氏

●「商店のキラメキが京都ブランドを強くする」
 コンセプトグラマー(有)代表取締役社長,
 京都市商い創出事業選考委員 曽和 裕次氏
_________________________________



             (Text by Mariko OKU)


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2008年02月07日

ところで、米のシャンパンって知ってますか?「月の桂」



先日見学させていただいた伏見の酒蔵「増田徳兵衛」さんの
立春朝搾りの様子はコチラのblogでもご紹介した通り。


ここ最近こそ食の安全に対して不安が高まりつつありますが、

その10年以上も前から、自分たちの扱う商品に誇りを持った
農家の生産者さん、杜氏さん、販売店さん、飲食店さんと
生産者から消費者に接点を持つ人までが一堂に会する催し
行われ続けていることに、改めて敬意を払いたいと思います。

こういう方々がいるからこそ、
京都のお酒の文化やブランドが保たれているのでしょう。



さて、先日おじゃました酒蔵「増田徳兵衛」さんの主力ブランドは『月の桂』




●元祖「米のシャンパン」●
厳冬期に仕込まれた清酒がその味わいを静かに醸し出す工程で、
もろみ が十分に醗酵し熟成した頃に、桶の中ほどから汲み出される酒なのだそうだ。
上槽した ばかりの生酒のオリを分離させ、1回だけ”オリ引き”したものがにごり酒。
もろみを漉しとらないどぶろくとは性格の異なる酒である。


生きた酵母を味わうために火入れをしないのがこのお酒の特徴の一つ。
現代のようくクール便がなかった時代は、京都市内だけで消費されていたというもの。
しかも、日持ちがしないために、冬の寒い時期だけに味わえる貴重なお酒だったとか。

「増田徳兵衛」さんでは、今年も数量限定で販売です。
お取り寄せはwebサイトからも可能。お早めにどうぞ。



最後に、「醸界タイムス」によると日本酒の出荷は前年比で減少している中で、
純米酒は堅調な伸びを示しているそうです。

あなた好みのお酒を見つけに、伏見を歩いてみてはどうでしょうか。
新春のきき酒イベントも満載です!

_________________________________News!

●伏見夢工房
『桂米朝一門 若手落語会 伏見酒蔵寄席』

2008年 毎月第2土曜開催(★次回は2/9)
18:30開場・19:00-20:00落語会・20:00-20:45伏見の清酒きき酒会
おひとり 1800円(落語・きき酒会)
会場/伏見夢百衆
大正時代に製造された月桂冠株式会社の旧本店社屋を活用した建物。
通常はおみやげ処としてさまざまな伏見名物を販売。喫茶もある。

●伏見夢百衆
『第2回 伏見の清酒 蔵出し新酒 日本酒まつり』

2008年3月22日(土)
10:00-16:00(きき酒会は15:30まで)
会場/伏見夢百衆
当日は開場周辺で物産市や、周辺飲食店での酒粕汁販売、商店街によるキャンペーンが行われる。
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関連リンク)
醸界タイムス

             (Text by Mariko OKU)


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